履き心地の良い靴を購入したいなら、自分の足にピッタリ合ったオーダーシューズを作ってもらうのが一番です。店舗で靴を購入する場合、かかとから指先までの長さや指の付け根より土踏まず側の、一番側面が出ている甲周りのワイズに合わせて購入するのですが、人の足は千差万別なので、合わないとか痛みを感じる方もいるでしょうし、足のサイズが標準から外れていて、既成品ではなかなか見当たらないこともあるでしょう。オーダーシューズなら、専門の靴職人が、足長やワイズ以外のサイズもすべて測定して木型を取り、それを元に作ります。足の特徴やトラブルにも気を配って作ってもらえます。

甲高で悩んでいるなら、少し甲側に余裕を取ってもらえたり、足先に余裕がほしいなら、指周りに余裕が出るようにしてもらえたり、足裏が炎症を起こして痛みを感じるようなら、底にクッション材を余分に入れてもらったり等、履きやすくする工夫がなされます。出来上がった靴を履いて調整し、問題なく履けるようなら、自分だけの靴を手に入れることができます。足の木型は、業者側で保存してもらえるので、また作ってもらいたい時には、それを元にして作ってもらえます。オーダーシューズは最寄りに店舗がないようでしたら、インターネットで注文を受付けている業者もいます。

既成品の靴よりもかなり高額になるものもありますが、合わない靴を履いてトラブルになったり、2、3回履いただけで、痛みを感じて履けなかったりということを比較すると、かえって安価に済む場合もあります。修理やメンテナンスを受け付けているオーダーシューズの業者も多く、愛着のある靴を長年大切にして履き続けることができます。